「福祉職は給料が安いから、お金は貯まらない」
多くの人がそう思っています。実際、平均年収は高くありませんし、
夜勤や休日出勤など、働き方は厳しいのに、手取りは伸びにくいのが現実です。
しかし、そんな環境でも 資産1,000万円 を達成することは可能です。
実際に私は、福祉職として働きながら、
大きな昇給もなく、贅沢をする余裕もない生活の中で、
1,000万円の資産を作ることができました。
特別な才能や投資のセンスは必要ありませんでした。
必要なのは、
**「生活の軸をブレさせない」ことと「再現性の高い習慣」**だけ。
この記事では、私が実際に行った方法を“具体的に、再現できる形”でまとめます。
福祉職・低年収で悩む人にこそ読んでもらいたい内容です。
■ 福祉職でも1,000万円貯められた理由は「お金の守り方」が上手くなったから
多くの人は「どう稼ぐか?」を考えがちですが、
福祉職で最も大切なのは、
**“いかにお金を失わないか”**です。
給与が大きく増えない仕事だからこそ、
出ていくお金をコントロールすることが、資産形成の最大の武器になります。
私は以下の土台を徹底して守ることで、
資産がゆっくり、しかし確実に積み上がっていきました。
● ローンを基本的に組まない
● 借金は最優先で返す
● 生活水準は上げない
● 旅行は日帰り中心、泊まりは最小限
たったこれだけですが、
10年単位で見ると圧倒的な差になります。
例えばですが、外食の回数を月に2回から4回にしたらどうなるでしょう?1回2000円~4000円を2回で4000円~8000円です。それを4回で8000円~16000円。給料が少ない時期にはそこまで苦じゃないと感じる外食の少なさも、一度外食の頻度を上げてしまえば、戻れなくなります。
外食の頻度を変えないだけで、月当たり6000円~10000円程度の投資に回せるお金が増えます。きっと増えている感覚は少ないかもしれません。でも、毎年少ないかもしれませんが、給料は少しは増えます。そのたびに少しの贅沢を増やすとそれだけ、余計に家計に苦しむことになります。
ここから、それぞれの方法を「なぜ重要か」「どうやって実践したか」を含めて詳しく解説します。
■ 1. ローンを組まない習慣が“貯まる体質”を作る
福祉職に限らず、資産形成ができない人の多くは、
「ローンに依存して生活を組み立ててしまう」ことが原因です。
- 車のローン
- 家具家電の分割
- スマホの分割
- 教育ローン
- カードリボ
- マイカーローン
- 住宅ローンの無計画利用
これらは一見、家計を助けてくれるように見えますが、
本質は “未来の自分の収入を先に使っているだけ” です。
一度ローンに慣れると、
「今払えないものも買ってしまう精神」
がクセになります。
私が徹底したのは…車は中古で十分です。選ぶ基準は低燃費が優先。子どもが2人くらいならミニバンも必要ありません。
● 基本的にローンは組まない
● 家電などの高額商品は、買う前に3ヶ月は考える
● 本当に必要なものだけ“先に貯めてから買う”
この習慣を続けると、
買い物そのものがとても慎重になり、
無駄な支出が根本から減ります。
ローンを断つことは、
精神面でも「お金の不安が減る」効果がとても大きいです。
■ 2. 借金は「最優先で返済」が最強の投資
おそらく最も効果が大きかった習慣がこれです。
▶ 借金は、すべての投資に優先して返す
理由はシンプル。
借金の金利は、確実にあなたを貧しくする“マイナスの投資”だから。
たとえば…
- 消費者金融:年18%
- カードリボ:年15%
- 分割手数料:年5〜10%
- 車ローン:年3〜5%
この利率を、投資で上回ることは非常に難しいです。
つまり、
**借金返済は「確実な利回り10〜18%の投資」**と同じ意味を持ちます。
私は借金が発生したときは…
● 貯金より優先して返済
● ボーナスは返済に全振り
● 毎月の収入から“返済用先取り”を実施
これを最後まで徹底しました。
結果、利息に奪われるお金がゼロになり、
その分が丸ごと資産に変わっていきました。
■ 3. 生活水準を上げないことが、長期で見ると最強の節約
資産形成は収入より生活水準で決まる
と言っても過言ではありません。
たとえ年収が増えても、支出が増えれば一生貯まりません。
逆に、
年収がそこまで高くなくても、生活水準を上げなければ、確実に貯まる
という単純な仕組みです。
私が徹底したのは…
● 給料が上がっても生活費は上げない
● “見栄のための消費”はゼロにする
● 趣味や娯楽は、生活の邪魔をしない範囲で楽しむ
● 家具家電は壊れるまで使う
これは決して「我慢する節約」ではなく、
**生活の基準を固定する“資産形成のルール”**です。
ベースの生活費を上げなければ、
上昇した収入はそのまま貯金や投資に回ります。
この原則だけでも、長期的には数百万円単位の差になります。
■ 4. 旅行は日帰り中心にするだけで、年間10万円以上浮く
多くの家庭は、旅行が家計に大きな負担になっています。
- 交通費
- 宿泊費
- 食費
- 観光費
- お土産代
旅行はリフレッシュとして素晴らしいですが、
**「年間に何度も行くと家計が崩れる代表格」**でもあります。
そこで私は…
● 旅行は日帰り中心
● 泊まりは必要な時だけ(年1〜2回)
● 行く場所は無理のない範囲
● 旅行費用の上限を決める
旅行を「豪華イベント」ではなく
**“生活の延長線にある息抜き”**に変えるだけで、
金銭的負担が激減します。子どもが小さいうちは、公園が一番こどもがのびのびと遊べる環境です。近辺の公園にもきっと大きくて魅力的な公園が眠っているはずです。穴場をみつければそれも楽しみの1つになります。ホテルや旅館に泊まるのは思っているよりストレスもかかります。
理想の旅行になるには、実は家族の年齢や条件があるものです。そこにお金をかけるより、小さなテントを買って庭や公園でお弁当をもって出かけることが実は一番リラックスできる楽しみ方かもしれません。
我が家はよく公園に出かけて体を動かした後は近くのうどん屋さんで好きなものをお腹いっぱい食べて、アイスでも頬張りながら帰宅してお昼寝・・・鉄板コースですが。こどもが一番笑顔が多く、喜んでくれる。親にとっても外食とアイス、車の移動すべてにおいて負担が少ないです。
もちろん車でい時間程度なら大きな公園や観光地に行っても大丈夫。泊りと比較しても、少し食べ歩きしたって数千円です。でも泊まるとなると数万円に跳ね上がってしまいます。
我が家は毎年みんなで行きたい場所を決めます。
去年はUSJに行きました。長女がどうしても「マリオカートに乗りたい!」と・・悩みましたが、長女がマリオに夢中になってお父さんと遊んでくれる時期も今だけかもしれない。
結果、行って本当に良かったです。こういう今しかない時期に選ぶ場所や楽しみはお金を出してもするべきだと思います。大切なことは今しなくてもいいことにお金をかけてしますことです。
我慢ではなく選択して節約や行動をえらぶこと。
その分のお金を投資に回すと、
将来の安心がどんどん積み上がります。
■ 5. お金が貯まる仕組み:先取り貯蓄と積立投資
支出をコントロールしてできた余裕は、
すべて「先取り貯蓄」と「積立投資」に回しました。
● 先取り貯蓄で確実にお金を残す
給料が入ったら、最初に貯金・投資口座に移す。
● 積立投資で資産を増やす
- つみたてNISA
- iDeCo
- 全世界株式(オルカン)
- S&P500
などの王道インデックス
少額でもコツコツ続け、
「余ったら投資する」ではなく
**“先に投資して残りで生活する”**方式にしました。
1年の差は小さくても、
10年でみると爆発的な差になります。
■ 6. 収入が上がったら生活水準を上げずに投資に回す
福祉職でも、
夜勤・資格手当・昇給・転職などで収入が少しずつ上がります。
多くの人はこのタイミングで生活水準を上げてしまいますが…
私は
▶ 収入アップは「生活の質」ではなく「投資額アップ」につなげた
のが大きかったです。
- 手取りが1万円増えたら → 投資に1万円追加
- ボーナスが増えたら → その分だけ投資を増やす
- 転職して収入が上がったら → 生活費は据え置き
これを続けると、
資産形成が一気に加速します。
■ 7. 最終的に1,000万円に到達した理由は「無理をしなかった」から
多くの人は
「節約を頑張る」「投資で当てる」
という極端な方法で疲れてしまいます。
私が1,000万円を達成できた理由は…
● 我慢ではなく“習慣”で貯めた
● 無理しないラインで継続した
● 生活を楽しみながら続けた
● 大きな失敗をしなかった
● 収入に見合った生活を徹底した
この5つだけです。
凄い裏技でも、特別な才能でもありません。
再現性100%の、誰にでもできる方法です。
■ まとめ:福祉職でも、お金は確実に貯まる
最後に、資産1,000万円を作れた要点をまとめます。
◆ ローンを組まない
◆ 借金は最優先で返す
◆ 生活水準を上げない
◆ 旅行は日帰り中心
◆ 先取り貯金+積立投資
◆ 収入アップ分は投資へ
◆ 無理をせず、習慣で続ける
どれも特別なことではありません。
むしろ“普通のことを当たり前にやり続けただけ”です。
福祉職でも、子育て世帯でも、
収入が高くなくても、
積み上げれば確実に資産はできる。
そのことを私は証明できたと思っています。
あなたの資産形成の参考になれば嬉しいです。

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