- 福祉の現場は、外から見るよりずっと複雑で、やりがいと同じくらい葛藤も抱える仕事です。
- ●① 利用者の支援に集中したいのに、書類の山に追われる
- ●② 人手不足のツケが“できる人”に集まる
- ●③ 現場と経営の間に立つストレス
- ●① 福祉の仕事は“完全に嫌いになれない”
- ●② B型は“利用者と向き合える時間”が他より多い
- ●③ 家庭との両立を考えると、B型のリズムがちょうどいい
- ●① 「全部やろうとしない」を徹底する
- ●② 家庭を最優先にする
- ●③ 無理にキャリアアップを狙わない
- ●① 家族が落ち着くまではB型に軸足を置く
- ●② 福祉の枠にとらわれず、ゆるく他のスキルも身につける
- ●③ 未来のために「逃げ道」や「セーフティネット」を持つ
福祉の現場は、外から見るよりずっと複雑で、やりがいと同じくらい葛藤も抱える仕事です。
私も 生活介護・就労移行・B型・児童発達・放課後デイと15年 さまざまな現場を経験しました。
その中で何度も
「もう福祉から離れたい」
「家庭との両立がしんどい」
と感じてきました。
それでも今、私は “辞めずに、腐らず、就労継続支援B型の現場” にいます。
この記事では、
- なぜ辞めずにB型で働き続けているのか
- 福祉キャリア15年の中で得た気づき
- B型という働き方のメリット
- 今後のキャリアをどう見ているか
を、率直にまとめます。
同じように福祉で“辞めたい気持ち”と“続けたい気持ち”の間で揺れている人の、
少しでもヒントになれば嬉しいです。
■1. 15年の福祉キャリアの中で感じてきた矛盾
福祉の仕事が嫌いなわけではありません。
でも、続けていくほど見えてくる矛盾がありました。
●① 利用者の支援に集中したいのに、書類の山に追われる
- 個別支援計画
- モニタリング
- モデルケース作り
- 監査対応の準備
本来やりたい支援より、
「書類のための書類」
に時間を取られることが増えました。
現場の支援は好きでも、
この構造にはずっと違和感がありました。
●② 人手不足のツケが“できる人”に集まる
- 新人教育
- 雑務
- 利用者トラブル対応
- 異動や欠員のしわ寄せ
真面目に働く人ほど負担が重くなる。
長く続けるほど、それを痛感しました。
●③ 現場と経営の間に立つストレス
現場で起きていることと、
経営が求めることのギャップ。
15年もいると、この“板挟み”のストレスがかなり積もりました。
■2. それでも辞めずに“B型”に残っている理由
私は福祉を完全に離れたくて転職活動も考えましたし、
実際にまったく違う分野の仕事を調べたこともあります。
それでも最終的に
「辞めない」という選択
をしました。
理由は3つあります。
●① 福祉の仕事は“完全に嫌いになれない”
支援の現場は、大変な分だけ、
得られる感情の深さがあります。
- 利用者ができることが増えた瞬間
- 表情が明るくなる瞬間
- 家族が安心した声を聞けた瞬間
給与では測れない価値があるのも事実です。
「福祉をやめたい」という気持ちと同時に、
「福祉を全否定したくない」という気持ちも確かにありました。
●② B型は“利用者と向き合える時間”が他より多い
長年いろんな現場を経験して、
私は B型の働き方が自分に合っている と気づきました。
理由はシンプルで、
一人ひとりのペースで支援に向き合えるから。
生活介護ほど密ではないし、
移行支援ほど成果プレッシャーが強くない。
利用者に寄り添いながら、
過度なノルマや短期成果に追われないスタイルは、
心の余裕を保ちやすいと感じています。
●③ 家庭との両立を考えると、B型のリズムがちょうどいい
あなたも知っている通り、
家庭では子どもの体調不良や急な呼び出しが多い。
長時間労働、夜遅くまで残る環境では続きません。
その点B型は…
- 業務時間が比較的一定
- 緊急対応が生活介護ほど多くない
- スタッフ1人当たりの負担が比較的安定している
家庭を優先したい今の私にとって、
“現実的にちょうどいい働き方” でした。
■3. 腐らずにB型で働くために意識していること
続けると決めたからには、
腐らず働き続けるための習慣や考え方 が必要だと思っています。
ここからは、その具体例です。
●① 「全部やろうとしない」を徹底する
福祉に向いている人ほど、
“抱え込むクセ” があります。
ですが今の私は、
- 苦手なことは抱えない
- 無理な要求には無理と言う
- 自分の仕事に線を引く
ようにしています。
続けるためには、完璧を目指さないことが大事です。
●② 家庭を最優先にする
これは揺るぎません。
- 子どもが熱なら迎えに行く
- 妻の負担が大きい日は仕事を調整する
- 家族が笑顔でいることを一番の成果とする
家庭が整っていないと、
現場でもいい支援はできないと痛感してきたからです。
●③ 無理にキャリアアップを狙わない
福祉はキャリアアップが必ずしも幸福につながりません。
役職が上がるほど、
- 事務作業増加
- トラブル対応増加
- 責任だけ重くなる
場面をたくさん見てきました。
だから今は
「等身大で続けられる働き方」
を優先しています。
■4. これからのキャリアの見通し
福祉をやめるわけではないけれど、
ずっとこのままとも限りません。
私の中では次のような未来像を持っています。
●① 家族が落ち着くまではB型に軸足を置く
家庭第一。
これは何があっても変わりません。
B型はその価値観と相性が良い職場です。
●② 福祉の枠にとらわれず、ゆるく他のスキルも身につける
例えば…
- ブログ
- 清掃スキル
- ITリテラシー
- ライティング
- 生活リズムを崩さない副収入づくり
“福祉一本” にこだわらない働き方を少しずつ作っています。
●③ 未来のために「逃げ道」や「セーフティネット」を持つ
経験上、福祉は精神的に追い込まれやすい仕事です。
だからこそ、将来の選択肢は多い方がいい。
- 転職
- 業務委託
- 副業
- 小さなスキル
など、小さな逃げ道を用意しておくことで、
“しんどい時にしんどいと言える” 心の余裕ができます。
■まとめ:辞めないという選択も、キャリアのひとつ
福祉から離れたい気持ちもあれば、続けたい気持ちもある。
それは矛盾ではなく、続けてきた15年の重み だと思います。
私は今、辞めずに、腐らずに、B型で働いています。
それは「逃げ」ではなく、
“自分と家族が幸せに暮らすための現実的な選択” です。
福祉はしんどい。
でも、同じくらい価値のある仕事でもあります。
だからこそ、
続けるなら無理せず、続けられないなら責めず、
自分のペースで働ける場所を選んでいい。
この記事が、迷いながら福祉を続ける誰かの支えになれば嬉しいです。


コメント