メタプラネットがビットコイン(BTC)を本格的に財務戦略へ採用しはじめて以降、SNSでは個人投資家の熱量が一気に高まりました。その流れの中で、私は 1株90円前後で約30,000株を長期保有 しています。長期といっても1年ちょっとです。
この記事では、値動きに一喜一憂するだけの短期目線ではなく、
家族を守りながら資産形成を続けたい30代パパとして、なぜ今も保有し続けるのか?
そして、この先どんな戦略で向き合うのか?
そのリアルをまとめています。
ネット上では“夢物語”のような強気意見と、真逆の“煽りや批判”も混ざりがちです。
この記事はそのどちらでもなく、実際に30,000株を抱える当事者としての現実的な視点です。
なぜメタプラネットを3万株も保有しているのか?
メタプラネットを購入した理由は、シンプルに言えば
「日本でビットコイン本格採用の先頭に立つ企業になり得る」と判断したから です。
●理由①:国内では圧倒的に珍しい“ビットコイン財務戦略”
アメリカではマイクロストラテジーを筆頭に、BTCを企業の財務戦略に組み込む流れが広がっています。
しかし日本で同じことをやっている企業はほぼありません。今でこそ保有企業は増えていますが、現実的にここまでビットコインに焦点を一点に集めている企業は日本ではほかにありません。
メタプラネットはその極めて希少なポジションを取った数少ない企業です。
希少性 × トレンド × BTC上昇の恩恵
この3つを兼ね備えた銘柄は、国内ではほぼ見当たりません。
●理由②:企業価値と株価が“BTC価格”と連動する特殊性
ビットコインの保有枚数が増えれば増えるほど、
メタプラネットの純資産価値(NAV)にも直結します。
つまり、
- BTC上昇 → NAV増加 → 株価上昇の期待
という分かりやすい構造。
それなら最初からBTCを買えばいいという意見もありますが、
株式はレバレッジ的に動きやすく、値動きの幅が広い というメリットがあります。
(もちろんリスクも同じように高いですが)
私は BTC も同時に積み立てており、
BTC+メタプラネットで “二重の上昇期待” を持てるポートフォリオ にしています。といってもビットコインは0.02くらいの微々たるものです。増やす段階で資金がありませんでした。
●理由③:もし化けたときのリターンが大きい
これは夢物語ではなく、歴史的にも
「金融のパラダイムが変わる瞬間には、先頭にいた企業だけが大きく跳ねる」
という事例は多くあります。
- インターネット普及の初期
- スマホ普及の初期
- EVシフトの初期
“波に最初に乗った企業だけ” が長期的に勝ち残ったのは誰もが知る話です。
私はメタプラネットをその位置に置いているわけではなく、
「可能性のある位置にいる企業」 と捉えています。
その可能性に対し、
過度な集中ではなく、許容できるリスクの中で3万株 を保有しています。
■2. ホルダーとしての不安と現実(ここが一番リアル)
メタプラネットはハイリスク銘柄です。
3万株保有している私でも、次のような不安は常にあります。
●① 価格変動の大きさ
BTCと連動する以上、上がるときは急騰し、下がるときは急落します。
日々の値動きに心が振り回されることもあります。
●② ファンダメンタルの部分
資産の多くがBTCで構成されるため、
「本業の成長」を主軸にした企業とは違う見方が必要になります。ただインカム事業としての収益も増えていますし、直近の財務状況も良いと思っています。
●③ 情報のノイズが多い
メタプラネットはSNSで話題になりやすく、
デマ・煽り・誤情報も多く流れます。
私はこれらの不安を理解した上で保有しており、
むしろ“こういう銘柄だからこそ、自分で戦略を持つことが大事だ” と考えています。
■3. 私のリアルな長期保有戦略
ここからが本題です。
30,000株ホルダーとしての戦略を具体的に公開します。
① 「0円になっても家計は問題ない」ラインで保有を固定する
投資で一番大事なのは、
最悪を想定し、その状態でも生活が壊れないこと。
私は家族がいる立場なので、
「メタプラネットが万が一0円になっても家計が崩壊しない」
その範囲で購入しています。
実際、私の資産構成は以下の通りです(2025年時点):
- メタプラネット:約1000万円
- オルカン:500万円
- 現金:150万円
- 高配当株:120万円
- BTC:40万円
- iDeCo:60万円
全体のバランスを見た上での3万株です。
この“最悪を考えてから買う”という姿勢は、
ハイリスク銘柄を持つ上では必須です。
② BTCとの同時保有でリスクを分散しながら恩恵を最大化
私は 0.0248 BTC を保有しており、将来は 0.1 BTC を目標に積み立てています。
理由は、
BTCは企業ではなく資産そのもの。一方メタプラネットは株式。
価格連動性はあっても、リスクの種類が別だから。
- BTC:通貨、純粋な価値の保存
- メタプラネット:企業としての運営リスクあり
この2つを持つことで、
片方がダメでも片方が生き残る可能性を確保 しています。
③ ビットコイン急騰時の“売却ポイント”を事前に決めている
私は次の条件が揃ったら売却するつもりです。
●売却条件(公開)
- BTCが大きく上昇してメタプラネット株が急騰
- メタプラネット株の保有比率が資産の過半を超える
- NAVと株価の乖離が極端に大きくなったとき(過熱)
- 妻や家族の生活面で大きく有利になるタイミングが来た場合
特に私は育児優先の生活スタイルを取っているため、
利益確定=家族の安心につながるなら迷わず売る と決めています。
売却予定枚数は 10,000株 。
(残りは長期保有)
④ 長期戦の軸は「高配当株への移行」
利益確定したお金は、高配当株に回す予定です。
年間50万円を高配当株に投資し、年間配当150万円を目指す。
これが私の「家族を守る投資プラン」です。
メタプラネットはそのスタートダッシュ役として、
大きな利益を運んできてくれる可能性がある。
それが私の現実的な位置づけです。
■4. メタプラネットの将来性についての私の見方
これは過度にポジティブでもネガティブでもなく、
“リスクも機会もどちらも見ている視点” です。
【ポジティブ面】
- 日本で数少ないBTC財務戦略企業
- BTC保有枚数の増加がNAVを押し上げる
- BTCの上昇トレンドが強い
- 外国人投資家からの注目が集まりやすい
- 小型株ゆえにマネーが流入すると動きが早い
【ネガティブ面・リスク】
- 本業の伸びが弱いと評価される可能性
- BTC下落時には企業価値も連動して落ちる
- SNSのノイズが多く、投資家心理が乱れやすい
- 財務戦略依存の企業として批判を受けやすい
【私の結論】
“期待も不安もある。でも、リスクを理解した上で挑戦する価値のある銘柄。”
だからこそ、
私は生活防衛ラインを守りながら3万株を持ち続けています。
■5. まとめ|30,000株ホルダーとしてのリアル
最後に、この記事の要点をまとめます。
- メタプラネットは日本で希少なBTC戦略企業
- 私は許容できるリスクの範囲で“3万株”を保有
- BTCと同時保有してリスクを分散している
- 急騰したら1万株は売却し、高配当株へ移行する予定
- ハイリスクだからこそ“自分の戦略”を持つことが必須
- 家族優先の資産形成として計画している
メタプラネットは“夢”を買う銘柄ではありません。
「リスクを理解した上で、未来の可能性に賭ける銘柄」 です。
これからも値動きは荒いでしょう。
でも、その荒波を越えた先にしか見えない景色があるのも事実です。
同じくメタプラネットを保有する方や、これから投資を考えている方の参考になれば嬉しいです。

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