お金とは？

人間誰しもお金持ちになりたいと思ったことはあると思う。でも、そもそも「お金持ち」っていくらくらいのお金を持っていることを言うんだろう？？

お金持ちの基準

超富裕層：５億円以上

富裕層　：１億円以上５億円未満

準富裕層：5000万以上１億円未満

みたいな定義があるようです。でも、そのお金ってそもそもどんなものなんでしょう？？

宝くじで１億円！！！みたいな広告や億万長者！！「夢の！！」みたいなキャッチフレーズはよく耳にしますが、実際にはどうなんでしょう？？

何が一体夢なんでしょうか？最近本当にわからないことだらけです。

人生の中でお金の悩みは尽きません。それはお金があることで得られるものが多いからだと思います。逆に言えば、お金を払えば得られるものが形あるものが多いような気がしています。だからこそ一時的な満足感を得られやすい。

満足感は優越感や幸福感にも似ていると思いますが、きっと本当の幸福感とは似て非なるものではないかと思うのです。

実際、私も実は預金通帳が百円になったことがあります。でも、それまでお金がたくさんあったことがなかった自分にとって、それは全然大したことではありませんでした。

たくさんお金を持っている感覚を得たことがない人にとって、お金への焦りみたいなものはあまりありません。それどころか、お金は単なる数字の羅列であり、時々自分を満たしてくれる一時的な手段でしかなかったのです。

それが、今それなりに資産と呼べる額・・・とはいっても富裕層には程遠いですが、通帳に１００円みたいなことはない状態になった時に、「お金」への不安が出てきている自分に気がつきました。

別に明日明後日にお金が尽きるわけでもない。それどころか、1年ぐらいは０円になるまでかかる状態でも、減っていくお金に恐怖感を覚えてしまうのです。

これが「持っている実感を失う恐怖」というやつなんだと思います。この状態になった時、人は「お金の奴隷」になっているのではと思ってしまいました。

お金の奴隷となったと言うことはお金に翻弄されていると言うこと。それは「お金が目的」になっている状態だと思います。本来お金は「必要なものと交換できるコインか紙」です。

それは共通認識のなかで、お金には価値があるとお互いに認識しているから成り立つものであり、それは本当は必要なことやものに対して交換できるチケットでしかありません。

いつから私も含め、お金が目的になってしまったのでしょうか？？

YouTuberが子どものなりたい職業ランキングに入っていると聞きました。したいこと、楽しいことをしてお金を稼げるから憧れる子どもが多いそうです。

そこに引っかかったのは、職業＝稼ぐ　というセットの思考回路が存在すると言うことです。仕事はしないといけないもの、お金を稼がないといけないこと。働いていることが大切なこと。

そんなマインドが日本人に根付いているような気がしてたまりません。本当はもっと自然発生的な思考が必要なんじゃないかと思うのです。

憧れのサッカー選手のようなプレーがしてみたい

病気を治せるお医者さんになりたい

歌で誰かを感動させたい

自分が本当に美味しいと思うパンを作りたい

そんな願望というか、自分よがりな思考が大切で、そのためにお金を使うことが大切なんじゃないかと思いました。

お金は目的ではなく、必要なことを叶えるための手段です。そして、なりたい・したいの理由の一番は「自分」です。そこに他者からの評価を優先してしまうと挫折という言葉だ生まれる気がするのです。

独りよがりでよければ、そこに他者の思いは関係ありません。そして、自分が満足できるようにお金を必要なだけ使う。願望の大きさにお金の金額を合わせるのは違うと思った今日の夜更けでした。