今回読んだ本は坂東眞理子さんの著書
「自分」を生きる です。
坂東さんと言えば、色々な著書をお持ちの作家ではなく、昭和女子大学の理事長です。以前は国家公務員として働いていた経歴のある方で、できる女性って感じの方です笑
個人的には、女性として自立されているイメージを持っていたため、今回はタイトルで読んでみることにしました( ^ω^ )
こんな方におすすめ
自分に自信が持てず、自分の人生を歩めていないと感じている人にとっては、とても励ましをもらえる作品です。 毎日の生活や仕事の中で、僕たちは自分の選択で行動しています。そして、自分の発言で他者とコミュニケーションをとっています。その中で、自分という軸を持って行動し、発言ができていると感じられている人は、どのくらいの割合でいるのでしょうか?? もちろん僕は軸がぶれぶれです!!!!自慢できることじゃありません( ;∀;)
ただ、そんな
自分の軸を持ててないよ・・・
自分軸って何・・・??
どうやって自分がわかるの??
自分を生きたいけどそうすればいいのかわからない・・
そんな人にはとてもおすすめできる本だとお思います。著者の坂東さんも悩みながらも現在の地位と年齢を重ね、自分らしさや自分の軸を作り上げてきた方だと読んでいて感じました。
実は、僕たちも「自分」とは何か??をもっと探していかなければいけないのでは??そして、日々の生活や仕事の中で、できていることを積み重ねることで得られるものがあるのではないか?という問いをくれるのが今回の本です。
参考程度にご紹介
本の中では、自分を得るための方法や坂東さんが影響を受けている言葉やストーリーなどを紹介してくれています。その一部がこちらです。
無財の七施
という7つの施を説明したものです。これは財(お金)を用いずに他者に行うことができる行動のことです。僕たちは日常の中で、誰かの役に立つことを自然と行っていたり、むやみにお金で解決してしまったりしています。しかし、七施はお金を用いずに誰にでも意識次第で誰かのために行動できることを説いた言葉になります。
SNSで個人が脚光を浴びやすい世の中になってきています。しかし、その中で自分軸と自分の我欲を履き間違えている人が増えているのではないか?? とそういう風に僕は読んでいて思いました。
実際に僕たちは身近な人や家族、職場の同僚、色々な助けの中で生きています。それなのに、感謝を忘れ自分のことだけを考えて行動することを許されたように振る舞ってしまっているのではないか?そう感じさせられたのです。
無財でも、誰かのためにできることはある。それは、お金だけの軸を持つのではなく、自分の行動や発言、そしてどう考えていくかを試されている様に感じられました。
もう少しだけ、他者を想う自分と向き合うことも大切なのではないでしょうか??
自分との対話
自分とは何なのか?? 結局この本を読んでも見つけることはできませんでした。 しかし、見つけるためのヒントはたくさん隠れていたように思います。
自分とはすなわち
行動であり
発言であり
振る舞いであり
姿勢であり
働きであり
考え方であり
その全てである
そう思いました。「自分」とは発言を選び、行動を選択し、思考を巡らせ、佇まいを知る。そういう一連の自分の姿勢が形作るものではないかと感じたのです。
坂東さんは会ったこともなければ、話したことも、見たこともない人です。それでも本を読み進める中で、その人となりというか、どう生きてきたかではなく・・・どう行きたいか。それを伝えてくれていた様に思います。
その姿勢を僕自身も考え、実践していくことが重要だと思いました。
本を読むことでいつも得られるものが一つあると思っています。それは他者の姿勢を学ぶことができることです。本を1冊読むことで、会ったこともない人に会ったり、考え方を聞けたりすることができます。
普段生活していても新しく誰かの話を聞く機会や出会う機会ってとても少ないと思うんです。それを手軽にできる読書ってやっぱり素晴らしいなと思います。
誰かの思考や価値観を感じることをこれからも実践して読書を楽しんでいきたいと思います( ^ω^ )
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